2016年6月4日土曜日

チャレンジャーズ・ライヴ (ヴァイオリン部門②)




 
6月1日、せんだいメディアテーク・オープンスクエアにて、コンクール関連事業のコンサート「チャレンジャーズ・ライヴ(ヴァイオリン部門)」が開催されました。「チャレンジャーズ・ライヴ」とは仙台国際音楽コンクールで次の審査段階に進めなかった出場者の有志が出演し、市民の皆さんに演奏を身近に楽しんでもらう目的で開催されたコンサートです。同様のコンサートは5月26日にも行われましたが、この日はヴァイオリン部門2回目の開催となりました。

会場のせんだいメディアテークには、開演前から多くのお客様が来場され、コンサートが始まるのを待っていました。

この日の司会も田原さえさん(ピアニスト、仙台国際音楽コンクール企画推進委員)でした。まずは田原さんからご挨拶がありました。

皆様、ようこそお越しくださいました。2回目となりましたチャレンジャーズ・ライヴ、ヴァイオリン部門もいよいよファイナルを残すのみとなりました。予選で32名の方が演奏して下さったのですが、実はその前に100名が応募したDVD審査がありました。今回は本当にハイレベルで、予選に出場する方達を選ぶだけでも大変だったと聞いています。この間のチャレンジャーズ・ライヴ第1回目も大変すばらしい演奏を聴かせてくださいましたが、今日も4人のすばらしいヴァイオリニスト達がそれぞれ、すばらしい演奏を聴かせていただけると思います。どうぞ最後まで、ゆっくりとお楽しみください。

最初の演奏者は松岡井菜さん(日本)でした。曲はベートーヴェンの「ヴァイオリンソナタ第5番」の第1楽章とクライスラーの「シンコペーション」。ピアノは田原さえさん。つややかな音色で溌剌としたベートーヴェンを聴かせてくれました。また、クライスラーもウィットに富んだ滑らかな演奏でした。
松岡さんは神戸出身、仙台は初めての訪問です。仙台は美味しいものが多いのと女の子が可愛いという印象だったそうです。仙台はこれから、旅行でも是非来たいとコメントしてくれました。

 
2番目は今回、チャレンジャーズ・ライヴ2回目出演の中村太地さん(日本)でした。この日の曲はイザイ:サン=サーンスの「ワルツ形式の練習曲によるカプリース」。ピアノは小熊由里子さんでした。中村さんはコンクール本番に較べてとてもリラックスしていて、音の動きは早いですが、落ち着いて心休まる音色で自在に聴かせてくれました。
 
中村さんは現在ウィーンに留学中ですが、演奏でいろいろなところに行く機会があり、パスポートのスタンプの数も自然に増えていくそうです。去年はインド、ブルガリヤやポーランドで演奏したとのこと。日本では地元の福岡を中心に、関西や東京でも演奏活動をされています。これから是非仙台でも弾いていただきたいですね。

 
松岡さんと中村さんは、前日も学校訪問コンサートで仙台市立人来田小学校に行ってこられたそうで、その時にも弾かれた、シュポアの「2つのヴァイオリンのための二重奏曲op.67-2」からラルゲットとショスタコーヴィチの「2つのヴァイオリンとピアノのための3つの小品」を演奏してくれました。ピアノは斎藤まゆみさん。静かで美しい曲や優雅な曲で、心がとても和みました。

 
休憩の後、3番目の演奏者はチェン・ユェイさん(中国)でした。チェンさんもチャレンジャーズ・ライヴ2回目の出演。この日の曲はモーツァルトの「ロンド」とヴェイエニャフスキの「モスクワの思い出」で、ピアノは文京華さんでした。艶やかで心に寄り添うようなチェンさんの音色はこの曲はピッタリで、しばし懐かしい想いに浸りました。
チェンさんは仙台に来て10日ほど、牛タンもすでに試して、とても美味しかったそうです。今、ボランティア宅にホームスティをしていますが、そこでの家庭料理が素晴らしく、毎日美味しく頂いていますとのことでした。明日からは京都に旅行に行くそうです。

 
最後はニキータ・アクロフさん(ロシア)の演奏でした。曲はチャイコフスキーの「感傷的なワルツ」とプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番から第1楽章。ピアノは斎藤まゆみさん。少し硬質で美しい高音がプロコフィエフにピッタリで、後半の追い込むようなパッセージにも心躍りました。
ニキータさんはオランダのマースリヒトに住んで、音楽を勉強されています。そこは国境の町で、彼が住んでいるところから原付で5分位のところにあるカフェには、店内にオランダ、ベルギーの国境線があり、座る位置で2つの国に分かれるテーブルもあるそうです。また、40分位行くと、オランダ、ベルギー、ドイツの3ヶ国にまたがる店もあるとのことでした。今はオランダで勉強中ですが、また是非仙台を訪れたいとコメントしてくれました。

 
アンコールは、4人全員で「夕焼け小焼け」をしみじみと聴かせてくれました。にわかのアンサンブルですが、皆さんの呼吸はぴったりで、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。


最後にサプライズで、審査副委員長の堀正文先生と第1回仙台国際音楽コンクール優勝のホワン・モンラさん(今回は審査委員として招聘)が登壇され、ご挨拶の後、出演者全員を拍手で労われました。お二人のご挨拶では、今回のコンクールのレベルの高さ、この日の皆さんの演奏の素晴らしさ、そして、この様な演奏会を今後も是非続けてほしい旨のコメントを頂戴しました。


終演後は恒例のサイン会も開かれ、聴衆と出演者が楽しく語り合っていました。これでヴァイオリン部門のチャレンジャーズ・ライヴは終了ですが、コンクール後半のピアノ部門でも、2回予定されています。皆様是非お出かけください。

6月16日(木) せんだいメディアテーク オープンスクエア
6月22日(水) 日立システムズホール仙台 シアターホール

いずれの日も
 ♪ 入場無料(要整理券) 
 ♪ 整理券配布開始 当日会場にて18:00~
 ♫ 開場18:30  ♫ 開演19:00


同時開催のモントリオール国際音楽コンクールは、キム・ボムソリさん2位入賞。
仙台のヴァイオリン部門も今夜、最終結果が決まります!


広報宣伝サポートボランティア    岡

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