2016年2月13日土曜日

第298回仙台フィル定期公演


2月12日、日立システムズホール仙台で第298回仙台フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会の第1日目があり、聴いてきました。

今回の指揮は常任指揮者のパスカル・ヴェロさん。協奏曲でのソリストは第1回仙台国際音楽コンクールヴァイオリン部門優勝者のスヴェトリン・ルセフさんでした。

指揮/パスカル・ヴェロ
ヴァイオリン独奏/スヴェトリン・ルセフ
仙台フィルハーモニー管弦楽団

プログラム
 プロコフィエフ/古典交響曲
 ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第1番
 プロコフィエフ/バレエ音楽「ロミオとジュリエット」組曲より9曲

ルセフさんのショスタコーヴィチ。「圧倒的」という言葉がこれほどピッタリする演奏はないでしょう。近くに座っていたボランティア仲間と顔を合わした途端、交わした言葉は「参りました!」でした。第1楽章から、ルセフさんの骨太な音色はホール全体に響き渡り、私達の胸の中にしみこんできます。ヴァイオリンの音そのものを堪能できる第1楽章、時間が止まったように感じる長大な3楽章後半のカデンツァ、圧巻のテクニックが炸裂する終楽章。たったヴァイオリン一挺でこれほど豊かなの音が出せるのかと驚嘆させるルセフさんのパワーを体感しました。15年前、仙台のコンクールで優勝された方がこれほどの音楽性を持つ素晴らしいヴァイオリニストとして世界で活躍されていることを心から誇りに思った35分でした。

後半の「ロミオとジュリエット」はレクチャー(前の記事で詳説)で説明も聞き、期待大でしたが、それをはるかに上回る演奏でした。レクチャーでヴェロさんいわく、他のどの作曲家にも似ていないプロコフィエフの極めてユニークな音楽を、ダイナミックかつ颯爽と聴かせてくれました。冒頭の「モンタギュー家とキャピレット家」で耳をつんざくフォルテシモの不協和音が終わった途端、ぞっとするほど美しい協和音がピアニシモで聴こえてきたところから、全身が震えるほどの感動が押し寄せ、それは最後まで途切れることはありません。そして、この日の最終曲、ジュリエットが自死する場面のピッコロが消え入るように音を止めた後、数秒間会場は沈黙に包まれ、その後聴衆は現実に戻されたのです。

一昨日の仙台フィル情報(フェイスブック)では、本日土曜日15:00~の公演も当日券が発行されるようです。今回の定演は聴かないと後悔することをここで断言したいと思います。今日の午後は迷わず旭ヶ丘へ!

明日、日曜日はヴェロさんのこんなイベントもあります。
「パスカル・ヴェロによる指揮者大解剖?!」



広報宣伝サポートボランティア    岡

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