2015年3月22日日曜日
私たちの故郷~My Hometown~ 「街かどコンサート」レポート
街かどコンサートに行ってきました。
私たちの故郷~My Hometown~
日 時:2015年3月6日(金)12:30~13:15
会 場:仙台うたごえ喫茶・バラライカ(仙台サンプラザ・6階)
「バラライカ」と言えば、もう仙台では、唯一となった、うたごえ喫茶です。
うたごえ喫茶は、昭和30年頃が全盛で日本全国各地で、多くの若者が喫茶店に集い、お客様がリクエストした曲をアコーディオンとかギターを伴奏として全員で合唱するスタイルです。まだ、カラオケのない時代です。
会場は、演奏が始まる前から超満員で、常連のお客様に加え、同コンサートを知ったお客様が集いました。
出演者は、宮城教育大学准教授(声楽)の原田博之さんが指揮、混声合唱は同大学の合唱クラス(合唱クラスとは、同大で履修科目となっている合唱講座を履修している合唱が好きな学生さん17名)。ピアノ伴奏は、合唱メンバーが代わる代わる受け持ちました。
今回のナビゲーターは、仙台中央音楽センターを主宰しているピアニストの庄司美知子さん(仙台国際音楽コンクール企画推進委員)。曲の簡単な解説をしたり、出演者の紹介、そして出演者へのインタビュー等、演奏会を盛り立てて頂きました。
はじめにバラライカの店主である南部敏郎さんの挨拶の後、ナビゲーターの庄司美知子さんにバトンタッチされ、演奏会の開始となりました。
プログラムはヴィヴァルディの「四季」を合唱に編曲した春の歌メドレーからスタートでした。
・ ≪四季≫<春>(ヴィヴァルディ)
~どこかで春が(百田宗治/作詞、草川信/作曲)
(最初に春を歌うにふさわしい歌です)
~どじょっこふなっこ(東北地方のわらべうた、岡本敏明/作曲)
(東北地方の言葉で小川を歌った曲)
~春の小川(文部省唱歌)
(渋谷、代々木、新宿に流れる小川を元に作詞)
・ 花の街(江間章子/作詞、團伊玖磨/作曲)
(江間章子さんが、理想の神戸の街を描いて作詞)
・ 夢路より(S.C.フォスター/作詞・作曲、津川主一/訳詩)
・ 追憶 (スペイン民謡、古関吉雄/日本語詞)
・ 故郷を離るる歌(ドイツ民謡、吉丸一昌/作詞)
・ 埴生の宿(J.H.ペイン/作詞、H.R.ビショップ/作曲)
曲の合間にはナビゲーターの庄司美知子さんが、演奏している男女学生さんにインタビューしました。
庄司さん「普段どんな歌を歌っているの?演歌は歌わないのですか?」
女子学生「歌専攻なので・・・と言いつつも、AKBも歌います」
男子学生「やはり歌専攻なので・・・と言いいつも、サザンオールスターズ、平井堅とかも歌います」
ここからは、昭和40年代に流行したフォークソングを歌って頂きました。
・ あの素晴らしい愛をもう一度(北山修/作詞、加藤和彦/作曲)
・ 若者たち(藤田敏雄/作詞、佐藤勝/作曲)
・ 学生時代(平岡精二/作詞・作曲)
(当時Sと言う方にあこがれたエピソードをもとにした曲)
最後に、日本人なら皆さん知っている曲を歌ってもらいました。
・ ふるさと(高野辰之/作詞、岡野貞一/作曲)
会場から多くの鳴り止まない拍手がありました。
アンコールは、ナビゲーターである庄司美知子さん自らのリクエストで
・ 古い顔(チャールス・ラム原詩 訳詞:西條八十 作曲:松島道也)
(西条八十の訳詞に東北帝大の学生が曲を付けたとされている)
埋もれた名曲をより多くの方に知ってもらいたいと言う庄司さんの意向が感じられましたが、確かに味のある、寮歌の雰囲気もある名曲でした。
最後に、会場の方も一緒に「ふるさと」をもう一度合唱し、エンディングとなりました。
今回の「街かどコンサート」シリーズもいよいよ終盤です。
詳細はこちら
仙台国際音楽コンクール公式サイト
広報宣伝サポートボランティア H.S.




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