8月20日、石巻遊楽館かなんホールで行われた藤井朋美さんのピアノリサイタルを聴いてきました。藤井さんは石巻出身、フランクフルト音楽大学大学院ソリスト科修了時にドイツ国家演奏家資格を取得後帰国され、宮城県内外で活躍されています。
藤井朋美 ピアノリサイタル
【日時】 2017年8月20日(日)14:00~
【会場】 石巻遊楽館かなんホール
【演奏曲目】
モーツァルト/ピアノソナタ第11番「トルコ行進曲付」 K.331
ラヴェル/水の戯れ
ドビュッシー/「ベルガマスク組曲」より「月の光」
/喜びの島
リスト/「巡礼の年 第1年スイス」より
第6曲「オーベルマンの谷」
第9曲「ジュネーブの鐘」
「パガニーニによる大練習曲」より
第3番「ラ・カンパネッラ」
アンコール ショパン/幻想即興曲
グリーグ/蝶々
モーツァルトは軽快なタッチと爽快なテンポで疾走する、聴いていてとても心地よい演奏でした。有名すぎるだけに、却ってなかなか全曲を演奏会で聴く機会のないソナタですが、この日聴いてみると改めていい曲だと実感しました。その次のフランスの曲3曲も素晴らしい演奏でした。特にラヴェルの「水の戯れ」はきらきら輝く音色が曲想にぴったりで、この演奏を聴いただけでも、仙台から一時間かけて足を運んで良かったと感じました。
後半のリストも聴き応えのある演奏でした。リストというと華麗、豪快な演奏が多いのですが、藤井さんの演奏は堅実に一つ一つの表現を積み重ねていて、多くの音が鳴っているのに、どこか静けさを感じます。それが各曲に込められた意味を聴き手に実感させるのです。リストはこう弾くとまた違う魅力があるという、新たな気付きを発見することができた演奏でした。
藤井さんの演奏は作為的なところがなく、整然としていて清潔感がありますが、それでいて表情が豊かなので、聴いていて自然に音楽に浸れます。アンコールの2曲もそれを実感させてくれました。
この日訪れた、かなんホールが入っている石巻遊楽館は、綺麗で清潔感のある、デザインも素晴らしい施設でした。演奏会場内も、音もクリアーに聴こえ、椅子も座っていて疲れたり、体が痛くなったりすることもない、居心地の良いホールでした。
演奏を終えて、来場された方々と交流されている藤井さんにカメラに納まっていただきました。先週の菅原望さんもそうだと思いますが、若い演奏家がソロコンサートを開催するのは本当に大変なことだと思います。皆さんが、地元でも継続的に活躍できるよう、このブログでもささやかながら応援を続けていきたいと思います。藤井さん、リサイタルの準備も含め、お疲れ様でした。そして素晴らしい演奏をありがとうございました。
藤井朋美さん公式サイト(これからの演奏日程もここから)
広報宣伝サポートボランティア 岡




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