先週、仙台国際音楽コンクールのボランティア、広報宣伝サポート部門が発行している広報紙「コンチェルト」Vol.6-7号の前半をご紹介しました。前回に続き、今週は後半をご紹介いたします。
4.我妻 雅崇さん インタビュー
連載~仙台国際音楽コンクールを支える大きな力
仙台フィルハーモニー管弦楽団をもっと知ろう【4】
今回は仙台フィルを裏方として支えているインスペクターの我妻 雅崇(わがつま まさたか)さんにお話をうかがいました。
インスペクターという仕事の内容を教えて下さい。
インスペクターを直訳すると監査官です。でも私が何かを監査するということは、一切なく、実際には楽団員、指揮者、ソリスト、公演によっては合唱団、バレエ団などステージに上がる全ての人のマネージャーのような仕事をしています。仙台フィルは年間120本近くの演奏会を行っています。約80人からなる楽団員がいて、コンサートの内容も様々です。一回の演奏会で出演するメンバー調整のほか、エキストラや特殊楽器奏者が必要であれば、それに対応した演奏家を手配します。団員の休暇までもチェックするという意味では、全体を監査しているかもしれませんね。そして、演奏会当日は、リハーサルから舞台進行まで出演者たちへの連絡調整も行います。
仙台国際音楽コンクールには第1回目から関わっていたのですか?
私の入団が2001年の4月1日だったので、第1回コンクールの開催がその直後でした。最初は右も左も分からなく、指揮者の外山先生、梅田先生に叱咤されながら、いろいろと教えていただき、とても勉強になりました。第1回から関わらせてもらっていることはとてもありがたく思っております。
普段の演奏会とコンクールの時では違いがありますか?
出場者に公平に接していくために、リハーサル、ゲネプロ、本番を時間通りに進行させることと、そしてみなさんが気持ちよく演奏出来る様に気を配ることでしょうか。通常の演奏会と違って、コンクールでは、ソリスト(出場者)が次々と入れ替わります。一人ひとりの演奏解釈も異なるのでリハーサルから本番まで全く気が抜けません。でも1ヶ月に渡る仙台国際音楽コンクールのおかげで、仙台フィルは通常ではできない経験を得て、体力的にもタフになり、他のオーケストラに負けない柔軟性や実力がついたのではないでしょうか。
現職と以前のご職業について
前職は、音楽とは関係のない民間企業で営業職をしておりました。とにかく、売上の数字を上げることに追われる毎日でした。仙台フィル事務局は、温かい雰囲気だと感じています。何よりも毎日素敵な音楽を聴けることがありがたいです。それにもしインスペクターにならなかったら、こんな素晴らしい指揮者や演奏家の皆さんと出会えなかったなと思います。ものすごいチャンスをいただいたと感じており、これからも気を引き締めて頑張りたいと肝に命じております。
音楽の勉強をされてきたのですか?
専門の音楽教育は受けていませんが、この仕事で重要なのはコミュニケーションだと考えています。楽団員、指揮者、ソリスト、合唱団とこまめなコミュニケーションをとることによってスムーズな現場運営を図ることができます。特に海外の演奏家は食事や宗教上の習慣もあります。楽団員の個々の情報を把握することも大切です。
お休みの過ごし方はどうされていますか?
釣りが好きでよく出かけたりします。あとは料理が好きなので、忙しい日々のために保存食を作って冷蔵庫に作り置きしたりでしょうか。
これからの仙台フィルに望むこと
仙台フィルがもっと市民の皆様に親しみを与える存在になって欲しいです。また恒常的に街に音楽が溢れていて、仙台フィルがその一端を担っていけるといいですね。
5.「新緑の風を聴く」
メルエルト・カルメノワさんを迎えて
~仙台国際音楽コンクールボランティアプロジェクトVol.23~
仙台国際音楽コンクールボランティアが企画制作するイベントのお知らせです。
爽やかな新緑が萌える5月、昨年行われた第6回コンクールのヴァイオリン部門で第5位に入賞されたメルエルト・カルメノワさんをゲストにお迎えして、ミニコンサートを開催いたします。
イベント後半はトークコーナーで、ご自身の演奏活動のことや故郷のカザフスタンのこと、現在のモスクワでの生活や、仙台国際音楽コンクールの思い出などをお話しいただきます。カルメノワさんの素敵な音楽と⼈柄を身近に感じることができる、楽しいひとときにぜひお越しください。
【日時】 2017年5月1日(月)19:00 開演
【会場】 日立システムズホール仙台 2階 交流ホール
(仙台市青葉区旭ヶ丘3-27-5)
【演奏曲目】
シューマン:歌曲 ミルテの花 op.25 第1番 献呈
ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ 第1番 ニ長調 op.4
サン=サーンス:序奏とロンド カプリッチオーソ op.28
スーク:愛の歌 op.7-1
ワックスマン:カルメン幻想曲
【出演】
演奏・お話:メルエルト・カルメノワ
(カザフスタン・第6回ヴァイオリン部門 第5位)
ピアノ:菅原 望
(仙台市出身、ハンガリー国立リスト・フェレンツ音楽院在学)
ロシア語通訳:宮原 ラーダ
【ご参加】 入場無料(往復はがき申込制)
定員250名様
(応募者多数の場合、抽選とさせていただきます)
【応募締切】4月17日(月) 必着
【応募方法】
往復はがきに①公演名「メルエルト・カルメノワさんを迎えて」
②ご住所
③お名前
④電話番号
※返信面に返信先のご住所、お名前
を記入して下記までお申し込みください。
【申込先】 〒981-0904 仙台市青葉区旭ケ丘3-27-5
仙台市市民文化事業団「メルエルト・カルメノワさんを迎えて」係
【問合せ先】 公益財団法人仙台市市民文化事業団 コンクール推進課
℡: 022-727-1872
6.第6回仙台国際音楽コンクール 優勝記念演奏会
(仙台公演)
2016年に開催されたコンクールでキム・ヒョンジュンはピアノ部門、チャン・ユジンはヴァイオリン部門で優勝を果たしました。感動のコンクールから1年後の6月に記念演奏会が開催されます。共に韓国出身、現在はアメリカの音楽院で学んでいます。
ぜひ、お誘い合わせて鑑賞ください!
<キム・ヒョンジュン ピアノリサイタル>
【日時】 6月18日(日) 14:00開演(13:30開場)
【出演】 キム・ヒョンジュン
【演奏曲目】
モーツァルト/ピアノ・ソナタ へ長調 K280
シューマン/謝肉祭 op.9
プロコフィエフ/ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 op.14
ショパン/ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 op.58
<チャン・ユジン ヴァイオリンリサイタル>
(c)BONSOOK KOO
【日時】 6月25日(日) 14:00開演(13:30開場)
【出演】 ヴァイオリン:チャン・ユジン
ピアノ:小澤 佳永
【演奏曲目】
メンデルスゾーン/ヴァイオリン・ソナタ へ長調(1838年)
グリーグ/ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ト長調 op.13
ストラヴィンスキー/ディヴェルティメント
シベリウス/6つの小品 op.79から
第1曲 思い出、第5曲 牧歌的舞曲、第6曲 子守歌
サン=サーンス/序奏とロンド・カプリッチオーソ op.28
【会場】 日立システムズホール仙台 コンサートホール
仙台市営地下鉄南北線「旭ヶ丘駅」下車徒歩3分
【入場料】 各公演 一般 2800円、学生 1200円、シルバー2300円
2公演セット券 4500円
【プレイガイド】 藤崎、仙台三越、ヤマハミュージックリテイリング仙台店
カワイミュージックショップ仙台、チケットぴあ(Pコード:314-810)
イープラス、ローソンチケット(Lコード:21646)、
河北チケットセンター(Tel:022-211-1189 平日10:00〜14:00)
仙台市市民文化事業団
(日立システムズホール仙台1階事務室、イズミティ21)
【問い合わせ】仙台市市民文化事業団総務課 Tel:022-727-1875
【後援】駐日韓国大使館 韓国文化院、駐仙台大韓民国総領事館
7.Charity Concert for Sendai vol.7
オールショパンプログラム
〜バラードでつなぐ絆〜
仙台国際音楽コンクールに出場経験のあるピアニストによる「チャリティーコンサート for 仙台」。東日本大震災直後の2011年4月にスタートしたこのコンサートでの過去6回の収益は、すべて仙台の復興のために寄付されています。仙台を常に忘れず心を寄せてくださっているピアニストの皆さんに感謝しつつ、今年も個性あふれる5人の渾身の演奏を楽しみましょう。
【日時】 2017年5月6日(土) 14:00開演(13:30開場)
【会場】 東京都新宿区 牛込箪笥区民ホール
(東京メトロ「神楽坂」徒歩10分、都営大江戸線「牛込神楽坂」すぐ)
【出演】 佐野 隆哉、鈴木 美紗、津田 裕也、法貴 彩子、米津 真浩(五十音順)
【入場料】 全席自由 一般3000円 学生2000円
【演奏曲目】 (オールショパンプログラム)
バラード 第1番 op.23/ノクターン 第2番 op.9-2 (米津 真浩)
2つのノクターン op.37/バラード 第2番 op.38 (法貴 彩子)
バラード 第3番 op.47/ワルツ へ短調 op.70-2/
英雄ポロネーズ op.53(佐野 隆哉)
ノクターン 第8番 op.27-2/幻想曲 へ短調 op.49 (鈴木 美紗)
ノクターン 第1番 op.9-1/バラード 第4番 op.52 (津田 裕也)
【 チケット・問合せ】 CNプレイガイド 0570-08-9990
ミリオンコンサート協会 03-3501-5638
公式ブログ blog.goo.ne.jp/charitysendai
公式アドレス charity.sendai@gmail.com
【コンチェルト:編集後記】
買ったばかりの新車に、瞬間燃費の表⽰が出ます。運転中、燃費が大きく変動するのにびっくり。運転も音楽もペースが大切です。(岡)
3月は震災を思い出さずにはいられません。多くの方が犠牲になりいたるところに様々な悲しみがあります。そして、美しい音楽がこれほど心に響く時はありません。(M)
ピアノのコンクールを目指す若者の群像を描いた本年度の直木賞受賞作、仙台出身の恩田陸著「蜜蜂と遠雷」。読み応えのある⼀冊ですがお勧めです。(かなりの大作なので根気を要しますが・・・。507ページ、2段) (吾)
朝のクラシック音楽は心を優雅にしてくれますね♪今回の編集も楽しくやらせていただきました:D!(栗)
仙台フィルのTwitterは以前からマメな情報発信で助かっていましたが、最近ただの告知にとどまらず、中の人の才能が爆発しているので要注目です。(川)
今年は、初めて冬山登山に挑戦。蔵王の素晴らしい樹氷の光景を堪能しました。(H.S)
震災が発生して6年が経過しました。まだまだ復興半ばですが、少しでもお手伝いができたらと思っています。(早)
初参加でしたが、ボランティアの皆さんの意欲的に取り組む姿勢に感心しつつ、新鮮で有意義な時間を過ごせました。これから色々なイベントもあるので楽しみですね♪(事務局 S)
入賞者たちのその後の演奏を聴き、彼らの成長を応援することも楽しみです。(事務局 松)
〈写真提供:仙台市民文化事業団〉
広報宣伝サポートボランティア 岡





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