4月22日(金)、仙台フィルの第1ヴァイオリン奏者、小山あずささんのリサイタルを聴いてきました。
小山あずさ
ヴァイオリンリサイタル
出演 :小山あずさ(ヴァイオリン)
西村翔太郎(ピアノ)
演奏曲目:
モーツアルト/
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 K.301
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ホ短調 K.304
ドヴォルザーク(クライスラー編)/スラブ舞曲 Op.72-2
ブラームス(ヨアヒム編)/ハンガリー舞曲 第5番
ヴィエニャフスキ/モスクワの思い出 Op.6
リヒャルト・ シュトラウス/ヴァイオリンソナタ 変ホ長調 Op.18
アンコール
ブラームス/スケルツォ
チャイコフスキー/懐かしき土地の思い出より「メロディ」
小山あずささんは1年前、仙台フィルのオーディションに合格し、埼玉から仙台に移ってこられました。仙台フィルの公演では第1ヴァイオリンの真ん中辺りで演奏されているのをよく目にします。この日は小山さんにとって記念となる、初リサイタルでした。ピアノは西村翔太郎さん。小山さんの高校、そして東京藝大の同期生で、現在東京藝大大学院で学ぶかたわら、様々な演奏活動を続けておられます。
私がこのリサイタルを聴こうと思ったのは、リサイタルのチラシに小山さんが第5回仙台国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門のマスタークラスを受講したことが書かれていたのがきっかけです。その時の当ブログの記事を見てみると、何と私は小山さんが受講されたマスタークラスを聴講していたことが分かりました。
当時、小山さんは東京藝大3年生。前回コンクール審査委員のシュミュエル・アシュケナージ先生のマスタークラスを受講されました。その時の教材は難曲、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番でした。そんな小山さんが、大学卒業後、仙台フィルの一員として仙台に「戻って」こられたのは、私達にとってこの上ない喜びと言えます。
さて、話をリサイタルに戻します。この日の最初のプログラムはモーツァルトのヴァイオリンソナタ2曲でした。レモンイエローのドレスに身を包んで登場した小山さんですが、初リサイタルとあって、演奏が始まると緊張の空気が客席にも伝わってきました。次第に緊張が解けた2曲目のK.304は切なさと激しさを落ち着いて表現して、演奏も興に乗ってきました。2曲終わったところで、トークコーナーとなりました。1年前、埼玉から仙台にきたことや共演の西村さんのこと等を話す小山さんの爽やかな笑顔から、人柄の良さがストレートに伝わってきました。舞台で話すのも、まだ慣れていない様子でしたが、その初々しさに好感を持ちました。モーツァルトのK.304が大好きで、それを是非演奏曲目に入れたいということで、プログラム冒頭にモーツァルトのソナタを2曲配したそうです。
続いては、ヴァイオリンの技巧も華やかな舞曲2曲とヴィエニャフスキ。3曲を通して、小山さんの丁寧にメロディを紡いでいく魅力を感じました。それは聴衆の心に寄り添い、居心地の良い部屋で寛いでいるような気持ちにさせてくれます。チームワークの良さが評判の仙台フィルに、入るべくして入った人と思いました。
後半は、リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリンソナタでした。チラシ裏面の西本幸弘さん(仙台フィルコンサートマスター)のメッセージの中に、一番好きな曲と小山さん自身が語っていることが記されています。その言葉通り、全3楽章を通して、素晴らしい演奏でした。懐かしさ、煌びやかさ、激しさ、感傷の感情が交錯する曲調を、小山さんは自信に満ちた表現で弾き切りました。じっくり歌うところでは、しっとりとした音色で慈しむようにメロディを奏でて、聴いていて幸福感を感じました。ピアノの西村さんもダイナミックで確実な技巧と、ふとした瞬間のさりげない美しさで小山さんを支え、名演だったと思います。この曲の第2楽章を聴いただけでも、このリサイタルに来て本当に良かったと感じました。終演後、高揚した雰囲気の中、ホワイエでこの日集まった多くの聴衆に激励されている小山さん。次のリサイタルはいつになるだろうと、気の早いことを想いながら、心地よい気持ちで帰途に就きました。
小山さんを知るきっかけになった、マスタークラス。来月開幕する第6回コンクールでも、もちろん行われます。講師の音楽観や教え方の違い、受講生の演奏が変化していく様子が手に取るように分かり、コンクール本番に負けない位、面白いです!
コンクール公式サイト
高坂はる香さんによるマスタークラスの魅力についての記事
第6回SIMC 審査委員によるマスタークラス詳細
ヴァイオリン部門 ピアノ部門
広報宣伝サポートボランティア 岡
小山あずさ
ヴァイオリンリサイタル
出演 :小山あずさ(ヴァイオリン)
西村翔太郎(ピアノ)
演奏曲目:
モーツアルト/
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 K.301
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ホ短調 K.304
ドヴォルザーク(クライスラー編)/スラブ舞曲 Op.72-2
ブラームス(ヨアヒム編)/ハンガリー舞曲 第5番
ヴィエニャフスキ/モスクワの思い出 Op.6
リヒャルト・ シュトラウス/ヴァイオリンソナタ 変ホ長調 Op.18
アンコール
ブラームス/スケルツォ
チャイコフスキー/懐かしき土地の思い出より「メロディ」
小山あずささんは1年前、仙台フィルのオーディションに合格し、埼玉から仙台に移ってこられました。仙台フィルの公演では第1ヴァイオリンの真ん中辺りで演奏されているのをよく目にします。この日は小山さんにとって記念となる、初リサイタルでした。ピアノは西村翔太郎さん。小山さんの高校、そして東京藝大の同期生で、現在東京藝大大学院で学ぶかたわら、様々な演奏活動を続けておられます。
私がこのリサイタルを聴こうと思ったのは、リサイタルのチラシに小山さんが第5回仙台国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門のマスタークラスを受講したことが書かれていたのがきっかけです。その時の当ブログの記事を見てみると、何と私は小山さんが受講されたマスタークラスを聴講していたことが分かりました。
(写真はコンクール事務局提供)
当時、小山さんは東京藝大3年生。前回コンクール審査委員のシュミュエル・アシュケナージ先生のマスタークラスを受講されました。その時の教材は難曲、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番でした。そんな小山さんが、大学卒業後、仙台フィルの一員として仙台に「戻って」こられたのは、私達にとってこの上ない喜びと言えます。
さて、話をリサイタルに戻します。この日の最初のプログラムはモーツァルトのヴァイオリンソナタ2曲でした。レモンイエローのドレスに身を包んで登場した小山さんですが、初リサイタルとあって、演奏が始まると緊張の空気が客席にも伝わってきました。次第に緊張が解けた2曲目のK.304は切なさと激しさを落ち着いて表現して、演奏も興に乗ってきました。2曲終わったところで、トークコーナーとなりました。1年前、埼玉から仙台にきたことや共演の西村さんのこと等を話す小山さんの爽やかな笑顔から、人柄の良さがストレートに伝わってきました。舞台で話すのも、まだ慣れていない様子でしたが、その初々しさに好感を持ちました。モーツァルトのK.304が大好きで、それを是非演奏曲目に入れたいということで、プログラム冒頭にモーツァルトのソナタを2曲配したそうです。
続いては、ヴァイオリンの技巧も華やかな舞曲2曲とヴィエニャフスキ。3曲を通して、小山さんの丁寧にメロディを紡いでいく魅力を感じました。それは聴衆の心に寄り添い、居心地の良い部屋で寛いでいるような気持ちにさせてくれます。チームワークの良さが評判の仙台フィルに、入るべくして入った人と思いました。
後半は、リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリンソナタでした。チラシ裏面の西本幸弘さん(仙台フィルコンサートマスター)のメッセージの中に、一番好きな曲と小山さん自身が語っていることが記されています。その言葉通り、全3楽章を通して、素晴らしい演奏でした。懐かしさ、煌びやかさ、激しさ、感傷の感情が交錯する曲調を、小山さんは自信に満ちた表現で弾き切りました。じっくり歌うところでは、しっとりとした音色で慈しむようにメロディを奏でて、聴いていて幸福感を感じました。ピアノの西村さんもダイナミックで確実な技巧と、ふとした瞬間のさりげない美しさで小山さんを支え、名演だったと思います。この曲の第2楽章を聴いただけでも、このリサイタルに来て本当に良かったと感じました。終演後、高揚した雰囲気の中、ホワイエでこの日集まった多くの聴衆に激励されている小山さん。次のリサイタルはいつになるだろうと、気の早いことを想いながら、心地よい気持ちで帰途に就きました。
小山さんを知るきっかけになった、マスタークラス。来月開幕する第6回コンクールでも、もちろん行われます。講師の音楽観や教え方の違い、受講生の演奏が変化していく様子が手に取るように分かり、コンクール本番に負けない位、面白いです!
コンクール公式サイト
高坂はる香さんによるマスタークラスの魅力についての記事
第6回SIMC 審査委員によるマスタークラス詳細
ヴァイオリン部門 ピアノ部門
広報宣伝サポートボランティア 岡


0 件のコメント:
コメントを投稿