きっと、ヴェロさんがもっと好きになる!
あと約1ヶ月後に仙台フィル常任指揮者、パスカル・ヴェロさんのレクチャーが開催されます。このイベントは仙台フィルの定期演奏会【5月22日(金)19:00~と5月23日(土)15:00~】の事前企画です。この演奏会は今シーズン最初の仙台フィル定期であり、もちろんタクトはヴェロさんが振ります。プログラムはデュカスの「交響曲」とフォーレの「レクイエム」になっています。
モーツァルトと並んで、レクイエムの傑作中の傑作、フォーレの「レクイエム」はご存じの方も多いと思いますが、デュカスの「交響曲」は聴いたことのある方ばかりではないと思います。私も一度も聴いたことはありません。デュカスの作品と言えば、ディズニーの「ファンタジア」の音楽で使われた「魔法使いの弟子」がおなじみですね。ミッキーの魔法で大混乱になる様子と音楽があまりにもピッタリで驚いた記憶があります。今回定演で取り上げられる「交響曲」は「魔法使いの弟子」の前年に作られたデュカス唯一の交響曲です。
今回のレクチャーの内容を仙台フィルさんの案内文から引用します。
5月の仙台フィル定期で取り上げるデュカスの交響曲をヴェロ自身がやさしく解説しながら、フランス・ロマン派画家の先駆けといわれる数名の画家の作品を投影し、2つの芸術の親和性を紹介します。きっと新しい発見があることでしょう。演奏会を一層楽しんでいただくために、ぜひご参加ください。
ヴェロさんのレクチャーは過去何回か開催され、私も参加しました。とにかく、面白いです。音楽を楽しむだけでなく、その作品の背景や同時代の芸術作品との関連を知ることができ、その後に控えている演奏会を何倍も充実して聴くことができます。また、熱く、ユーモアに満ちた話や人柄にふれたら、ヴェロさんがもっと好きになり、仙台フィルの常任に就任してもらえて本当に良かったとあらためて実感することでしょう。前回のレクチャーを聴いた後の定期演奏会ではプロコフィエフの交響曲が演奏されているオーケストラの背後にシャガールの巨大な絵画が見えました!その前のレクチャーではショスタコービッチが作品で描きたかった内容が交響曲第5番の演奏の間、映画の様に刻々と眼前に映し出されたように感じました。
仙台フィル第291回定期演奏会 特別企画
指揮者 パスカル・ヴェロによるレクチャー
「作曲家デュカスとフランス・ロマン派の画家たち」
日時:5月17日(日)13:30~
会場:エル・パーク仙台 ギャラリーホール (仙台三越定禅寺通り館6階)
講 師:パスカル・ヴェロさん(仙台フィル常任指揮者)
通 訳:菊池万希子さん
参加費:1,000円
定員:150名(先着順)
申し込み:電話 または FAXにて申し込む(定員に達し次第締め切り)
仙台フィル事務局 :
電話:022-225-3934(平日10時~18時)
FAX:022‐225‐4238
FAXによる申込書はこちらから
仙台フィル公式サイト
仙台フィルさんによる案内文より
※レクチャーはフランス語で行います(日本語通訳あり)。フランス語を学ぶ方も、ぜひお越しください。
※マエストロの解説と合わせ、音楽CDを使用するほか、プロジェクターを使って絵画を投影するなど、音楽と美術の関連性からも話題を進めます。
※レクチャーは休憩を取りながら、およそ2時間を予定しています(途中入退場可)。
もちろん、私ももう申し込みました!
広報宣伝サポートボランティア 岡
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