2015年2月25日水曜日

本堂に響く、弦楽アンサンブルの調べ 「街かどコンサート」レポート

 
2月21日(土)に続いて、2月22日(日)も「街かどコンサート」に足を運びました。この日のコンサートは仙台市太白区門前町にある奥州仙臺七福神のひとつ、福聚院の本堂で行われました。出演は常盤木学園高校音楽科弦楽アンサンブルの皆さんでした。

今日も観客の皆さんが早くからお集まりになったのでしょう!私は開演30分前の開場時刻に到着したにも関わらず、コンサ-ト会場の本堂にはもう端の椅子位しか席がありませんでした。この街かどコンサ-トへの人気の高さを痛感しました。

開演直後、観客の皆さんに向けて、ナビゲーターの大泉勉先生(宮城教育大学名誉教授、仙台国際音楽コンクール企画推進委員)による拍手の上手なやり方の実技指導がありました。その甲斐あってか、会場の熱狂な歓迎に応えて出演者の生徒さんも乗ってくれて、いい音を出してくれました。

出演者とパートを紹介するコーナーでは、出演者がその楽器の特徴を紹介するようなフレーズを演奏して、観客を楽しませてくれました。さすが将来プロの音楽家を目指している皆さんだけあって、ワンフレーズを弾くだけで観客を魅了し、そのまま続けて演奏して欲しいと思ったほどです。

笑いと名曲に包まれて、本堂の中は誰もが常磐木学園の皆さんのファンになったかの如く、親しみに溢れたコンサートでした。合奏の指導をしたヴァイオリニストの渋谷由美子先生(仙台国際音楽コンクール運営委員会委員)も大笑いで、楽しまれた様子でしたよ。

フィナーレは「ふるさと」を大泉先生の指揮による弦楽アンサンブルの調べにのせて、 観客全員大声で歌いました。今日も2番になると私は涙が潤んできて、高校まで過ごした新潟を思い出してしまいました。

皆で作り育てる「街かどコンサート」への想いがクラシックの名曲を聴きたいと願っている仙台の人々の感性を動かしてると実感した、2日間の「街コンづくし」の楽しい週末でした。

(実演中の写真はコンクール事務局提供)

今年の街かどコンサートの詳細はこちら
仙台国際音楽コンクール公式サイト



会場運営サポートボランティア  MAKOTO
 

 

 

 

 

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