2015年1月23日金曜日

第6回仙台国際音楽コンクール 内容発表記者会見



1月22日(木)東京ミッドタウン内にて、第6回仙台国際音楽コンクール開催発表の記者会見が行われました。仙台からコンクールを遂行する仙台市、仙台市市民文化事業団が参加した他、稲葉信義仙台副市長(第6回仙台国際音楽コンクール組織委員会副会長)、海老澤敏運営委員長、堀米ゆず子ヴァイオリン部門審査委員長、野島稔ピアノ部門審査委員長も臨席され、新聞社、音楽専門誌、音楽評論家、ライター等の皆様の前で、第6回コンクールの内容が初めて発表されました。では記者会見で行われた内容を、順を追ってご紹介いたします。


稲葉信義仙台副市長挨拶
本日はお忙しい中、そして雨の中お集まりいただきまして、ありがとうございます。仙台国際音楽コンクールの組織委員会の副委員長を務めております稲葉でございます。よろしくお願いいたします。このたび平成28年5月21日から6月26日までを期間といたしまして、第6回仙台国際音楽コンクールを開催することとし、本日から出場者の募集を開始することをご報告いたします。平成13年の第1回の開催からこれまで、若手の音楽家の登竜門として多くの才能の輩出をし、コンクールとしての評価も高まり、仙台市の国際的知名度の向上にも寄与してきたところでございます。これもひとえに運営委員、審査委員の先生方をはじめ、コンクールを支えていただきましたご尽力の賜物と改めまして感謝を申し上げる次第です。3月で東日本大震災から4年でございます。仙台市におきましては復興公営住宅の整備も進み、多くの方々に復興を実感していただいている段階に進んでおります。この間、国内はもとより世界から様々な形でご支援を頂いております。この場をお借りしまして御礼を申し上げる次第です。震災後は文化の面からも様々なご支援を頂き、改めまして芸術、文化の力というものを認識いたしました。とりわけ、このたびの震災を通じましてその素晴らしさを実感いたしましたのは、音楽の力でございます。仙台市はこれまで、音楽の都、楽都を掲げまして、このコンクールの開催をはじめ音楽を核とした街づくりを行ってきました。(震災後は)国の内外から音楽家の皆様が被災地に駆けつけ、避難所や仮設住宅などで復興コンサートを開催し、震災で傷ついた被災者の方々の心を慰め、励ましていただきました。また、国内外においてコンクールの関係者、過去の入賞者の方々によりますチャリティーコンサートも開催され、その想いは我々が復興を進めていく上で大きな力となっているところでございます。これまでの私どもの楽都への取り組みが、震災後の支援の輪として広がったものでありまして、音楽が取り持つ世界と仙台の絆を改めて感じたところでございます。本日から第6回コンクールの出場者の募集をいたします。世界各国の若い音楽家の皆様には楽都仙台にぜひお越しいただき、世界に羽ばたく舞台としてこのコンクールに挑戦していただきたいと思っております。仙台市としましても震災から5年が経過した時期に開催することとなるこのコンクールをしっかり運営していくことで仙台・東北の復興の姿を国内外に強くアピールするとともに、これまでご支援をいただいた皆様に対して少しでの感謝の気持ちをお伝えできればと思っております。最後になりますが、本日お集まりの皆様にこのコンクールの成功に向けまして、これまで以上のご支援、ご協力を賜りますようにお願いいたしまして、私からのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。

続いて、仙台市市民局文化スポーツ部文化振興課細井課長より第6回コンクールの開催概要の説明がありました。概要はコンクール公式サイトおよび後述を参照いただき、ここでは細井課長から説明された第6回コンクールの特徴(前回よりの変更点)のみを記します。

・ヴァイオリン部門審査委員長に堀米ゆず子氏が就任しました。
・両部門とも、ファイナルラウンドの審査は3日間となり、ファイナリストは2曲の協奏曲を演奏します。
・第1回ヴァイオリン部門優勝者のホァン・モンラ氏が審査委員に就任しました。
・オーケストラの指揮は、ヴァイオリン部門は広上淳一氏が、ピアノ部門はパスカル・ヴェロ氏が担当します。
・ヴァイオリン部門予選の室内アンサンブル(指揮者なし)は、仙台フィルハーモニー管弦楽団と山形交響楽団メンバーが担当します。

海老澤敏運営委員長挨拶
海老澤でございます。よろしくお願いいたします。第6回仙台国際音楽コンクール開催のためのあらましを事務局の方からお話をいただきました。私も考えてみますと、このコンクールが最初に開かれたのが2000年代に入ったところでございまして、それ以来様々な形でお手伝いをさせていただいております。ここ数回は運営委員長という大役を仰せつかっている訳です。考えてみますと私は音楽のコンクールとは少し遠い世界で仕事をやってきた存在で、音楽とは何かということをコツコツと調べるということが習慣となっておりまして、またこれまで何十年に渡って音楽大学その他で音楽等を講じてきたという人物でございます。コンクールの世界は、創作もふくめまして、それぞれの分野で主として演奏の技を競う訳ですが、このようなものには大体年齢制限がございます。若い世代の皆さんがこういう機会を通って、広い深い音楽の世界にデビューし、それをきっかけとして大きな世界に挑戦するということになります。私もこれまで様々な形でお手伝いをさせていただきました。国内外のコンクールで運営委員長や運営委員、あるいは自分では専門ではありませんが演奏、創作部門の審査委員長や審査委員も務めさせていただくこともありました。そのような意味で音楽の世界というのは本当に厳しい世界ということを何十年も体験させていただくことになりました。そのような経験がお役にたてばということで、今回も運営委員長の職を果たさせていただきたいと思っております。この仙台の音楽コンクールはご存じのようにヴァイオリン部門とピアノ部門という形でまた第6回目を迎える訳ですが、いろいろと印象的な場面を暫くぶりに思い返しております。第5回の開催では震災との関係でコンクールも非常に緊張した場面、大変な場面が多く、審査員の先生や事務局もそうですが、市こぞって大変な試練に出会ったと思っております。それをつぶさに拝見し、またお手伝いさせていただいた中で、第5回も素敵な成果を収めたと考えております。
いろいろな資料もございますので、私が細かにお話することはございませんが、第5回までの歩みの中でこのコンクールが、(変な言い方ですが)いつの間にか、着実に国際音楽コンクールの中で非常に重要な位置を占めたと実感しております。第5回も天災ということがございましたが、それも乗り切って、また市民の皆様もこぞってそれを助けて下さったことが、このコンクールを確固なものとしたと考えております。今回もこれまでを踏まえてまた新しい局面に向かっていくということで、今日はここに審査委員長のお二人もいらっしゃいます。いろいろとお尋ねいただければと思います。このようなところに立ちますと、私はついつい話が長くなってしまいます。すみません、この辺で気が付きましてバトンタッチをしたいと思います。よろしくお願いいたします。

堀米ゆず子審査委員長挨拶およびヴァイオリン部門説明
初めまして、堀米です。今回審査委員長を仰せつかりました。過去4回、審査委員としては参加させていただいたのですが、(今回は)プログラムを決めたり、審査委員を選んだりという緊張の日々を過ごしてきました。今日は発表できて嬉しいです。課題曲はご覧になった通り、他のコンクールと大分違っているかもしれません。特に2次(セミファイナル)にシューマンのコンチェルトを持ってきました。(ファイナルをコンチェルト2曲にしたことに関しては)これまでの流れで、3回目まではコンチェルトが2つあって、その中から一つ選ぶということだったのですが、皆せっかく用意してきたのに弾きたいだろうな、と思ったことが一つあります。それから、過去ベートーヴェン、ブラームスと来て、今回メンデルスゾーンというのはやはり一番優れている(コンチェルト)と思うからです。だからそれを是非聴いてみたいなということもありました。(もう1曲は)対照的なロシアの比較的短めのコンチェルトで合計1時間のプログラムと決めさせていただきました。私が受ける立場だったら、すごく難しいコンクールだと思います(笑)。仙台はやはりコンチェルトということなので、それを弾ける技量があるということだけで、かなり絞られてくると思います。今回シューマンやメンデルスゾーンというところで、これから心に響く音楽をやってくれる若者を見出したいと思いました。それから、審査委員に関してですが、これも随分変わりました。クレーメル氏には直接お話ししたのですが、日本が大好きだし、是非ともやりたいからとおっしゃって下さいました。でもスケジュールの調整をしていく間で、自分もシューマンのコンチェルトを弾かなければならず、ファイナルしか来れないとのことで、加藤知子先生に頼んだところ、快くお返事いただきましたので彼女にセミファイナルまでやっていただきます。震災のことですが、いったいあの後どうなってしまうのだろうと思っていましたが、こうやって続けてこられて、第5回目はいままでよりレベルが深くなったのではないかと思った位です。会場の響きも良くなりましたし、熱意と申しますか、皆本当に音楽が好きなんだという気持ちを感じました。微力ながら、毎年ブリュッセルで復興コンサートをやらせていただいていますが、皆忘れていませんし、放射能の心配もなくなりましたので、沢山来てくださればいいなと思っております。よろしくお願いいたします。

野島稔審査委員長挨拶およびピアノ部門説明
ピアノ部門の野島と申します。よろしくお願いいたします。私が第1回から、当時運営委員長だった外山雄三先生に頼まれて(審査委員長になりましたが)、最初の頃は審査委員長は何をするの?という位、関わり方がその程度でした。第1回目から回を重ねる毎に私自身も年齢から来るものもありましょうが、いろいろなところで審査をしたりということもありまして、だんだんとコンクールというものについて自分で色々考える時間がありました。こうやって回を重ねて、仙台のことを考えますと、ある時間をかける、いわゆる歴史を重ねる毎に充実し、全体のレベルも確実に上がっていることを非常に喜ばしく感じております。私はあまり話をするのが得意ではないので、皆さん後で質問してほしいのですが、課題曲についてピアノ部門というのは楽器の性質上、どうしてもソロが聴きたい、どこかの場面で聴かなければならないといことがありまして、予選はソロにしました。ただ、画期的なのは本選(ファイナル)の2曲は非常に素晴らしく、仙台フィルの方、仙台市の方が協力していただいて実現したというのは大変喜ばしいことと思います。セミファイナルでも非常に特長があり、ベートーヴェンしか弾けません。しかも3番か4番。これも、あまりこのようなことをやる国際音楽コンクールもないんじゃないかと思います。やはりこれを決断したというのも、3番と4番というのは同じベートーヴェンの中でも非常に違う性質、音楽性を持っています。(出場者は)どちらか自分に合ったベートーヴェンの世界(を選んでほしいと思います)。やはりベートーヴェンという作曲家はどの楽器にとってもそうでしょうが、これは本当に神様のような作曲家ですから、これを弾けるということは大変大切なことなのです。3番と4番はベートーヴェンの大事な2つの側面を表しています。この2曲は非常に良い選曲だったと自負しています。あと、審査委員の新しい方達が何人かいらっしゃいますが、続けて頼む方も何人かいらしゃいます。私がいろいろな国際コンクールにいっていて、大体似たような方達が7割位いらっしゃるでしょうか。ただ、私、やってきて分かるのですが、経験というのは非常に大きい。いろいろな国籍のいろいろなメソッドを持った若い人たちの演奏を判断して、それに点数を付けるというのは、やはりいろいろなことを見聞きした人が求められます。トップの一人とか二人とかというのは、それがずば抜けていれば、誰でもある程度は、そして聴衆の人でもわかります。でもそこに行くまでの段階、オーディションや第一次予選があり、誰もがそこを通らなければ上に行けないものです。若い人の中にはコンクールの最中にすごく成長する人もいます。そのような可能性も察知できるためには(人それぞれ察知の方法は違いますが)、ある経験を経た人というのも非常に大事になってきます。私の説明はこれ位にいたしまして、また質問していただければと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。


Q:今回審査委員のメンバーがかなり変わりました。とくにヴァイオリン部門が新しい顔ぶれになっています。審査委員を変えられた根本的な理由はありますか?


A:私が信頼する素晴らしいヴァイオリニストということです。あとコンチェルトが主となるコンクールですので、コンチェルトを弾いているソリストということもありました。あと堀先生に関しても、ロドニー・フレンド先生に関しても、ニューヨークフィルやNHKなど素晴らしいオーケストラのコンサートマスターというのは、一番ソリストに近いところでオーケストラ側からの意見というものがあると思いますし、よく見ていらっしゃいます。そういう意味で選んでいったらこういうことになりました。あと、他のコンクールで出会った先生方で判断を見ていて良かったなということもありました(堀米)。


Q:おひとり、おひとり、すべて口説かれたのですか?


A:全員がそういう訳ではありませんが、そういう場面もありました(堀米)。


Q:ヴァイオリン部門のセミファイナルでシューマンのコンチェルトを入れられた意図は?


A:シューマンのコンチェルトはなかなか弾かれないものですし、ヴァイオリニストにとって非常に難しいです。技術的にも非常に音が鳴りにくいし。でもやっぱり、2楽章にあるようなメロディを心底私たちの心に響くように聴かせてくれるような人を見出だしたいなと思います。いろいろなコンクールの審査に参加させていただいたのですが、大体課題曲が似たりよったりなのです。受ける方はこのコンチェルトとこれとこれをやっとけばといいいう感じになってしまいます。今回に関して言えばシューマンのコンチェルトは誰にも勉強してほしいし、それを世に出してほしいし、なかなかオーケストラと共演する機会もありません。素晴らしい曲なので、それを入れさせていただきました(堀米)。


Q:ピアノ部門のセミファイナルでベートーヴェンの3番が得意な人、4番が得意な人、両方得意な人がいて、最後かなり違うタイプの人が残りそうですが、その辺も意図されていますか?


A:3番を弾いた人と4番を弾いた人ですか?それは違ったタイプが残って下さった方が審査委員の方も飽きなくてよろしいかと思います(笑)。だた、全体をみるとピアノ部門はクラシック(古典)というのをどの場面でも弾かなければならないというのが大きな特色なのです。どのコンクールでもそうなのですが、ラフマニノフ3番だとか、チャイコフスキーだとかという豪華絢爛たる曲で一発で決めてしまうというような傾向がどうしてもコンクールにはあります。でも、それではないもの(古典)がとても大切なものですから、ピアノの場合そこを通過しなければピアニストになれないというのが私たちの考え方です。ベートーヴェンはとても音楽の幅が広く、同じベートーヴェンでも好みというのでしょうか、体に合う合わないということがあります。3番と4番はベートーヴェン自身も意図が非常に異なる作品で、もちろん素晴らしい作品なので、これを(的確に選択して)素晴らしく弾いてもらいたいと思っています。(ファイナルの)モーツアルトも敢えて20番以降は入れていません。曲はすべて素晴らしいもので、モーツアルトの全盛時代の作品です。その割には実際演奏会で弾かれることが比較的少ない。やはりそういう曲も聴いてみたいと思いました。そして、最後に出場者の弾きたい曲を入れたということです(野島)。


Q:このコンクールはヴァイオリンもピアノもコンチェルトをメインに歴史を重ねてきて、今度はバージョンアップして弾く曲も増えます。その後のコンクール事務局が主催する東京での記念コンサートがピアノ伴奏やソロではさびしい。コンサート後もコンチェルトをメインに記念コンサートを重ねれば、このコンクールの特徴が他の都市のファンにも伝わるのではないでしょうか?


A:そのような形で努力はしたいと思います。いろいろ事情があって、一方で優勝者をあちらこちらでご紹介したいということでプログラムが組まれていると思いますが、まさにご指摘の通りですので、こちらとしてもよく相談をしていきたいと思います。ありがとうございます(仙台市)。


Q:野島先生のご回答の中で、本当のピアニストという言葉がありましたが、それは何でしょうか?
また、このコンクールのピアノ部門はピアニストにどんな演奏を求めますか?


A:いろいろな本物のピアニストがいてもいいと思います。少なくても若い時はこのようなもの(古典)を精魂込めて勉強していただきたいと思います。たとえば、ミュージカルのスターになるにもクラシックの発声を学ぶ必要があるように。それほど古典は大切です。ピアノの場合は最近の傾向として、楽に弾くとか、一般の人にアピールするように弾くとか、あまり厳しく型を決めないでどんどん良いところを伸ばすというようなところが顕著のように思います。ですが、それはプラス面とマイナス面があります。今の方を見ていると我々の世代より大分楽に弾く、難しい今日もサラサラと滞りなく弾くことができる人が増えたことも確かですが、その反面、それより先に行こうとする時にそこで止まってしまう人がいることも確かです。その原因というのはいろいろあるのでしょうが、やはり時に音楽の深い部分を垣間見る、触れることをしている人としていない人で差が出てくると思います。ですからそういう意味でこのような課題曲にした訳です(野島)。


Q:ヴァイオリン部門の課題曲がご説明があった通り、非常に特徴がありますが、予選のところでモーツアルトの室内楽でベーレンライター版を使用すること、指揮者なしで演奏することということがありました。これは演奏者に指揮者的な、音楽を自分で作って引っぱっていくということを求めているのですか?


A:これまでもカルテットと一緒にハイドンをやったりしたことがありました。今回も別にご自身で指揮をしてくれなくてもいいのですが、一緒に音楽を作ってほしいです。一番私たちが見たいのはどれだけオーケストラのパートを分かっているかということです。ソリストといっても一人で弾いている訳ではなく、その下にあるオーケストラの音楽を全部知っていてほしいということですね。それから先ほどの野島先生のおっしゃっていること、本当にその通りだと思います。私がシューマンを選んだ理由というのが、まさにそういうところにありまして、アピールする弾き方でコンクールを取りにいこうというのではなくて、シューマン等を取り組むプロセスを大切にしてほしいと思っています。そういうことのきっかけになればと思ってこの曲を入れました。アピールしても、どうにもならないですから、本当に(堀米)!


Q:今回からファイナルでコンチェルトを2曲弾くことになったのですが、その狙いと期待する点を教えてください。


A:先ほどお話ししたように、過去の実績を見てきて、第3回コンクールまでは2曲用意してきて1曲選ぶというシステムでした。せっかく2曲用意してきているのだから2曲全部弾かせてあげたいということがありました。あと、大衆的なメンデルスゾーンとロシアの近代物という全く異なるものをどう構築してくるかなというところが非常に興味あるところです。それで2曲にしました。また、メンデルスゾーンは他の代表的なコンチェルトに比べて、30分以内という短いもので、1時間という仙台フィルさんの要望の枠にも入りましたし、難しい曲もやっていただけることになったので、ありがたいと思っています。エントリーする方に期待することは課題曲の全部と取り組んでほしいということです。自分のパートだけではなくて、オーケストラのパートや音楽全部と関わって、用意してきてほしいと思います。勉強したことが将来絶対役に立つと思いますし、今回その機会になれればいいなと思います(堀米)。


A:2曲ファイナルで弾くということは素晴らしい前進だと思います。今までは2曲のうちから抽選で1曲選択ということで、私はラッキー、アンラッキーが分かれてしまい、可哀想だと思っていました。やはり若い人というのは、2曲準備してきてもどちらかがよくできている、弾きたいというのが誰でもある訳でそこを運不運でというのは気の毒だという気がしておりました。今度はそういうことがない。しかもモーツアルトというミュージシャンとして優れていないと弾けない曲とヴィルトォーゾの曲、2つを弾かなければならないとすれば、判断する側として格段に満足できる(課題曲)と思います(野島)。


審査委員


課題曲


全体スケジュールです。
出場申込: 2015年1月22日~2015年11月16日(当日消印有効)
予備審査: 2016年1月
予備審査結果: 2016年2月15日までに発送


ヴァイオリン部門
予選: 2016年5月21日(土)~23日(月)
     (独奏と室内アンサンブルとの共演 約36名)
セミファイナル: 2016年5月27日(金)~29日(日)
     (オーケストラとの共演、12名)
ファイナル: 2016年6月2日(木)~4日(土)
     (オーケストラとの共演、6名)
ガラコンサート: 6月5日(日)
     (オーケストラとの共演、1~3位)


ピアノ部門
予選: 6月11日(土)~13日(月)
     (独奏、約36名)
セミファイナル: 6月17日(金)~19日(日)
     (オーケストラとの共演、12名)
ファイナル: 6月23日(木)~25日(土)
     (オーケストラとの共演、6名)
ガラコンサート: 6月26日(日)
     (オーケストラとの共演、1~3位)



さあ、第6回仙台国際音楽コンクールの幕が開きました!



広報宣伝サポートボランティア   岡

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