2017年9月20日水曜日

キム・ヒョンジュン出演 日フィルコンサートレポート

 

9月18日、第6回仙台国際音楽コンクールピアノ部門優勝、キム・ヒョンジュンさんが出演された東京芸術劇場でのコンサートを聴いてきましたのでレポートします。


日本フィルハーモニー交響楽団
サンデーコンサートスペシャル
 

【日時】 2017年 9月18日(祝)14:00開演
【会場】 東京芸術劇場コンサートホール
【出演】
 指揮:下野竜也
   ピアノ:キム・ヒョンジュン
 (第6回仙台国際音楽コンクールピアノ部門優勝)
   ソプラノ1:石橋栄実 
   ソプラノ2:隠岐彩夏 
   テノール:小原啓楼 
   バリトン:宮本益光
   合唱:日本フィルハーモニー協会合唱団
   管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
【演奏曲目】
 モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
 キム・ヒョンジュンさんアンコール
  プロコフィエフ/4つの小品 作品4より
             第4曲「悪魔的暗示」
 モーツァルト/ミサ曲 ハ短調 K.427

この日の東京は台風一過、夏が戻ってきたような暑い一日でした。池袋からは地下道で直結している東京芸術劇場に着くと、客席まで導く長大なエスカレーターに乗りながら、その規模の大きさに驚きました。もう一つ驚いたのは、入口近くで渡された折り込みチラシが2.6㎝だったことですね。これほどのコンサートが成立する東京はすごいです。ホールに入って間もなく、オーケストラの団員の皆さんが入場しましたが、拍手はやはり起こりません。団員入場時に拍手が起こるのは仙台だけの習慣なのでしょうか?

今回はチケットを買ったのが遅かったせいもあり、席は3階でした。高所恐怖症の人は耐えられないだろうなと思いつつ、コンサートが始まると意外なメリットに気付きました。ピアニストが弾いている左右の手の動きが手に取るように分かるのです。これは大規模なホールでしかあり得ないことですね。ちなみに東京芸術劇場コンサートホールは1999名収容とのことです。

さて、この日のキム・ヒョンジュンさんのドレスは美しい紫色で長袖でした。モーツァルトのK.488は、ヒョンジュンさんのファイナルを思い出させる名演でした。奇をてらわない安定したテンポとタッチ。それでいて所々にドキッとさせるひらめきが現れます。有名な第2楽章の歌い回しも美しく、曲の随所に現れる明と暗の対比にも酔いました。オーケストラとの融和も素晴らしく、この人が仙台の優勝者ですと誇らしい気持ちになりました。アンコールは一転して、激しいプロコフィエフ。ヒョンジュンさんのピアニストとしての幅の広さを東京の聴衆も間違いなく体感されたことと思います。

プログラム後半はモーツァルトの「大ミサ曲」。聴くのは初めての曲でしたが、圧倒的なスケールで感動を覚えました。


さて、ヒョンジュンさんは来月、仙台にも来てくれます。10月22日、山田和樹さんが指揮する仙台フィルと共演して、グリーグのピアノ協奏曲を演奏します。どんな曲も魅力的に弾きこなすヒョンジュンさんですが、まだ彼女の北欧ものは仙台の聴衆にとって未体験ですね。この日はオール北欧プログラム。山田和樹さんがどんな指揮を見せてくれるかも含めて聴き逃せないコンサートになりそうです。そしてヒョンジュンさんはこの日のために新作の赤いドレスを見つけることができるのでしょうか?

仙台フィル特別演奏会 ホライズン~地平線~

なぜ、筆者がヒョンジュンさんのドレスにそれほどこだわるか、気になる方はボランティア広報紙「コンチェルト」最新号(vol.6-8)をお読みください。
コンチェルト6-8号


写真提供:仙台市民文化事業団


広報宣伝サポートボランティア   岡

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