6月18日(日)、仙台市の日立システムズホール仙台にて、第6回仙台国際音楽コンクール優勝記念演奏会「キム・ヒョンジュン ピアノリサイタル」が開催されました。コンサートホールには、ヒョンジュンさんの演奏を聴くのを待ちわびた聴衆が詰めかけ、1年振りの仙台への凱旋を熱い拍手で歓迎しました。
【演奏曲目】
モーツァルト/ピアノ・ソナタ ヘ長調 K280
シューマン/謝肉祭 op.9
プロコフィエフ/ピアノ・ソナタ 第2番 ニ短調 op.14
ショパン/ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 op.58
アンコール
グリンカ=バラキレフ/ひばり
ヒョンジュンさんは昨年のコンクールでも、素晴らしいモーツァルトを仙台フィルと共演していたのを憶えています。今回のソナタでも、昨年の演奏を彷彿とさせる、爽やかなニュアンスとひらめきに満ちたモーツァルトを聴かせてくれました。
続くシューマンでは、力強く、表現の幅を大きく取った、スケールの大きい演奏でした。繊細な表現のところでの音の美しさも特筆したいと思います。近くで聴かれていたお客様の「若いのに完成度が高い」というつぶやきに思わず納得しました。
この日、最も感動したのがプロコフィエフのソナタです。下手をすると無機的で冷たい演奏になってしまうプロコフィエフですが、ヒョンジュンさんの演奏は豊かな色彩感、密やかな音色の美しさ、均衡の取れた構成感、感情のこもった表現、力強いタッチを強い集中力が支えて、会場の空気を凝縮して感動を呼びました。ヒョンジュンさんの近現代曲、これからももっと、もっと聴いてみたいです。
最後のショパンも素晴らしい演奏でした。十分な間合いを取った、自然で大きさを感じる演奏で、ピアノも良く鳴っていて、聴き応えのあるショパンでした。力強いタッチから繰り出される旋律が本当に美しい。全体の統一感も、大きな表現による豊かな歌も、音の美しさも全てが素晴らしかったです。
アンコールの「ひばり」。ヒョンジュンさんの旋律を歌う、自然な抒情感が最も発揮される美しい曲でした。この日のコンサートでは前半と後半、ドレスも変えて登壇。ヒョンジュンさんのこのリサイタルへの意気込みを実感しました。彼女の様な素晴らしい優勝者を得たことを誇りに思った2時間でした。10月22日のグリーグのコンチェルト、今から待ち遠しいです!
ヒョンジュンさんのリサイタルはこれから名古屋、東京と続きます。
名古屋、東京方面にお住まいの方、是非お運びください。
また、浜松の皆様。2009年の浜松でのコンクールで第5位となったヒョンジュンさんの成長と進化の証を、是非聴きに来てください。
名古屋公演
【日時】 6月20日(火) 13:30開演 (13:00開場)
詳しくは仙台国際音楽コンクール公式サイト
東京公演
【日時】 6月22日(木)19:00開演 (18:30開場)
詳しくは仙台国際音楽コンクール公式サイト
(写真提供:仙台市市民文化事業団)
広報宣伝サポートボランティア 岡

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