2016年9月1日木曜日

櫻井希フルートリサイタル

 
 
 8月28日、宮城県を中心に演奏活動を展開している櫻井希さん(写真左)のフルートリサイタルを聴いてきました。櫻井さんのリサイタルを聴くのは昨年の3月以来2回目。今回はピアニストの藤井朋美さん(写真右)を共演者に迎えてのリサイタルでした。


櫻井希 フルート リサイタル

8月28日(日)19:00~
会場: レストランパリンカ
出演: 櫻井希(フルート)
      藤井朋美(ピアノ)

プログラム
 ドビュッシー/シランクス(フルート独奏)
 エネスコ/カンタービレとプレスト
 ラヴェル/水の戯れ(ピアノ独奏)
 アンデルセン/バラードとシルフのダンス
 ユー/ファンタジー
 ライネッケ/フルート協奏曲ニ長調
 アンコール
  メンデルスゾーン/無言歌集より
   ~甘い思い出/春の風

前回のリサイタルはヤマハ仙台店のコンサートルームでしたが、今回は仙台でコンサートが開かれるレストランとしておなじみの「レストランパリンカ」で行われました。ピアノを取り囲む様な会場レイアウトで、聴衆と出演者の距離がより近く、櫻井さんの美しいフルートの音色が十分堪能できました。

リサイタルの前半はフルート独奏のドビュッシー「シランクス」から始まりました。この曲からは東洋的な「和」の感じをいつも受けるのですが、櫻井さんのフルートは音の消長が美しく、消え入るような音も自然に聴こえて、今日は良いコンサートになりそうだという予感を感じさせました。次の曲はエネスコの「カンタービレとプレスト」。はじめて聴く曲でしたが、陰影があり、情感豊かで切なさも感じさせる部分もあって、心打たれました。続いて、藤井さんのピアノソロでラヴェルの「水の戯れ」。繊細な曲調が良く表現されていました。この曲が演奏された午後3時過ぎの光とピアノの後ろに飾られていた絵の雪景色から発する光が藤井さんのピアノの音色と溶け合って、とても心地良い気持ちになりました。前半の最後はアンデルセンの「バラードとシルフのダンス」。この曲も初めて聴きましたが、前半の暗くて美しい旋律は夏の終わりにピッタリで、この季節に適した選曲だなと思いました。曲の後半は目まぐるしい技巧が続きましたが、音楽は無理なく自然で、気持ちに余裕を持って聴けました。

「レストランパリンカ」さんによる美味しいドリンクで楽しんだ休憩の後、リサイタルの後半はユーの「ファンタジー」で始まりました。櫻井さんの解説によると、この曲はフルートコンクールの定番曲で10代のフルーティストによく吹かれているそうです。この日は櫻井さんの恩師もリサイタルに参加されるので、この曲をプログラムに入れたくなったとのことでした。いろいろな楽想が入れ替わって、楽しく聴ける曲でした。この日の最後はメインのライネッケ「フルート協奏曲」全曲が演奏されました。櫻井さんの解説によると、ライネッケは印象派の時代まで生きた作曲家ですが、最後までロマン派の作風を貫いた人だったそうです。第2楽章のフルートとピアノの面白い流れの掛け合い、ロマン派の作品らしい劇的な第3楽章が印象的でした。リサイタルを通して演奏から感じたことは、技巧的にも不自然さがなく、音色のバリエーションや音楽の幅も増して、櫻井さんのフルートがまたひとつ進化した証を見せてくれたように思いました。アンコールはメンデルスゾーンの無言歌集から2曲。爽やかにリサイタルを締めくくってくれました。


コンサートを終えて晴れやかな笑顔のふたり 櫻井さん(右) 藤井さん(左)

 
では 櫻井さんと藤井さんのこれからの演奏予定を紹介します。
是非お出かけください。
 
櫻井希
 
2016年9月11日(日)14:30 開演
こんなに素敵なクラシック! ~フルートに魅せられて
フルートの魅力を追求するコンサート。
出演する3人のフルーティストの一人として演奏。
日立システムズホール仙台(青年文化センター)交流ホール
一般 3,000円 大学生 2,000円 高校以下 1,500円


櫻井希&藤井朋美
 
2016年9月16日(金)17:00 開演
デニス・ブリアコフ氏によるマスタークラス
(ロサンゼルス・フィル 首席フルート奏者)
マスタークラスの受講生の一人として櫻井さん出演。
藤井さんも伴奏で出演します。
山野楽器仙台店8F イベントスペース
聴講料:一般 1,500円 学生 1,000円
 
 
藤井朋美

2016年10月2日(日)14:00-14:50
~うたごえの響き~
合唱の伴奏者として、藤井さん出演
仙台地下鉄東西線 荒井駅
せんだい3.11メモリアル交流館



広報宣伝サポートボランティア   岡
 

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