2016年7月6日水曜日

学校訪問コンサート(仙台市立馬場小学校)

 


第6回仙台国際音楽コンクール関連事業の中に、アウトリーチ活動の一環として学校訪問ミニ・コンサートがあります。今回、私は仙台市立馬場小学校でのミニ・コンサートを取材しましたのでご紹介いたします。

同校は、仙台市の南西部、秋保温泉より更に車で20分ほど走ったところに位置しています。1876年4月長袋小学校の分校として創立し、その後独立・統合を経て1986年3月仙台市立馬場小学校に改称されました。

演奏会開催日:2016年6月21日(火)

演奏者:第6回仙台国際音楽コンクール出場者
      ピアノ/アリーナ・ベルク(ルーマニア)
      ピアノ/ハ・ドンワン(韓国)
       司会・通訳/出場者サポートボランティア

演奏会場:同校音楽室

梅雨空の中、同校音楽室には、35名の生徒さん、教職員、保護者が集まるなか、同校担当の先生より、「皆さんこんにちは、今日は第6回仙台国際音楽コンクール出場者による学校訪問コンサートです。アリーナ・ベルクさんとハ・ドンワンさんの演奏を間近に聴くことができますので楽しみにしてください」と演奏会開始のご案内があった後、二人の出場者が入場しました。

担当の先生から司会進行と通訳を担当する仙台国際音楽コンクール出場者サポートボランテイアに引き継がれました。そして司会者よりアリーナ・ベルクさんとハ・ドンワンさんのご紹介がありました。

アリーナ・ベルクさん
ヨーロッパのルーマニアより来ました。素敵な皆さんの前で演奏ができることを嬉しく思っています。

ハ・ドンワンさん
韓国出身のハ・ドンワンです。
今日は皆さんの前で演奏できることを光栄に思っております。宜しくお願いいたします。


司会者
はじめにアリーナさんの演奏から始めたいと思います。最初に2曲続けて演奏していただきます。作曲家のD.スカルラッテイは、バッハと同年代の作曲家です。今日演奏してくれるのは、スペインの王女様の為に書かれたソナタ(約500~600曲作られており、演奏時間も最大で5分位)の中の2曲です。

1.D.スカルラッティ/ソナタ ニ長調 k.492
2.D.スカルラッティ/ソナタ へ長調 k.519


司会者
3曲目は、スペインのアルベニス作曲のマジョルカ島(舟歌)。この曲を聴くとスペインがどんな所でどんな感じの国なのか分かるような気がする曲です。曲想はゆっくりで悲しく、ロマンチックでこの曲を聴くとスペインを思い出すでしょう。では、聴いてください。

3.アルベニス/マジョルカ島(舟歌) 


司会者
次の曲はプロコフィエフ作曲のピアノソナタ第7番です。この曲の作曲者は20世紀のロシアの有名な作曲家の一人です。曲が作られた時代は戦争中でして、このピアノソナタを含む第6番、7番、8番は「戦争ソナタ」とも呼ばれております。戦争が終わると同時に新しい時代の始まりでもあるよということを表わした曲でもあります。そういうことも想い浮かべて聴いてください。

4.プロコフィエフ/ピアノソナタ第7番 第3楽章


司会者
続きましてハ・ドンワンさんの演奏に入りたいと思います。最初の曲は絵画的練習曲「音の絵」第5曲「アパッショナート」です。ロシア20世紀の有名な作曲家ラフマニノフの作品です。どんな曲かと申し上げますと別名「エチュードタブロ」と言われ、「エチュード」は指の運動のことで、演奏の中でテンポが速く指を一杯使うという意味です。「タブロ」とは、絵という意味です。この音楽を聴いて、それぞれ皆さんが頭の中でいっぱい絵を描いて頂ければと思います。

5.ラフマニノフ/絵画的練習曲「音の絵」より、第5曲「アパッショナート」


司会者
最後の曲になります。最後はリストの作曲で「リゴレット」です。リストは19世紀の作曲家ですが、作曲家でもありピアノの演奏家でもありました。そのため、とても難しい曲も作曲しております。「リゴレット」はヴェルデイが作曲したイタリアオペラの曲で内容は悲しいお話です。でもこの曲はとても長い曲ですのでリストが幾つか抜粋しピアノ曲用に編曲しました。今日は、抜粋した方の曲を演奏してもらいます。

6.リスト/「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ


演奏後、アリーナさんの伴奏で児童の皆さんが「馬場小学校校歌」を、お礼を込めて歌いました。


司会者
時間がありますので、児童の皆さんからの質問コーナーに移りたいとおもいます。

Q:どうしてピアノをやろうとおもいましたか?
A:ピアノを始めたころから、大好きだったからです。

Q:どんな曲が好きですか?
A:ラフマニノフのピアノ協奏曲です。

Q:何歳からピアノはじめましたか?
A:7歳からです。

 
Q:ピアノを始めたきっかけを教えてください?
A:お母さんに勧められたのがきっかけとなりました。

Q:ピアノを始めて良かったこと、楽しかったことは、ありますか?
A:ピアノを弾くことによって人々を楽しめることができたことです。でもそれはなかなか難しいことなので、もっと頑張ってチャレンジしていきたいです。

Q:ピアノ弾いていてどんなことを思いますか?
A:弾くたびに作曲家のことを考えます。それを皆さんに伝えたいなと思いながら弾いています。

Q:今日演奏をして、どう思いましたか?
A:みんな、きちんと聞いてくれたので嬉しかったです。大成功でした。


質問は終わり、最後に生徒さんを代表してお礼のスピーチがありました。
今日は素敵な演奏をしていただき、ありがとうございました。時間を忘れて(聴き入って)しまいました。

最後に演奏者に対して、児童の皆さん全員から「ありがとうございました」のあいさつがあり、コンサートが終わりました。私もほのぼのとした時間を過ごさせていただきました。



広報宣伝サポートボランティア  H.S

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