2016年3月2日水曜日

第6回SIMC関連事業 「はばたけコンチェルト」 Vol.2


若い3人の会心の演奏がコンクールを呼ぶ!

村上部長の質問に答える千葉まりんさん
 
2月28日(日)、イズミティ21(泉文化創造センター)の小ホールで行われた第6回仙台国際音楽コンクール関連事業「はばたけコンチェルト」Vol.2を聴いてきました。いよいよコンクール開幕まで3ヶ月を切り、雰囲気も盛り上がってきて、この日の会場も空席がほとんどないほどの盛況でした。

 
第6回仙台国際音楽コンクール関連事業
はばたけコンチェルト Vol.2
 
 【出演者】
   ヴァイオリン:矢田部 宏隆、日下 朋美
   ピアノ:千葉 まりん
   仙台フィルメンバーによるアンサンブル
     神谷 未穂(ヴァイオリン)
     山本 高史(ヴァイオリン)
     長谷川 基(ヴィオラ)
     吉岡 知広(チェロ)
     河野 昭三(コントラバス)
     木立 至(オーボエ)
     山岸 亜貴(オーボエ)
     須田 一之(ホルン)
     大野 晃平(ホルン)
   ナビゲーター
     村上 満志(仙台フィル演奏事業部長)
 
 【演奏曲目】
     モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K218 第1楽章 
  モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K219 第1楽章
  ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 op.11 第1楽章
 
このコンサートシリーズ、「はばたけコンチェルト」は仙台国際音楽コンクールの関連事業の一環として企画されたイベントで、仙台にゆかりのある若い音楽家を広く紹介することを目的としています。そして、多くの仙台市民や周辺に住む皆様に身近にクラシック音楽を楽しんでもらう機会提供も兼ねています。今回はその第2回目。今回も仙台フィルの村上演奏事業部長のナビゲートの下、同楽団の室内アンサンブルをバックに3人の若い音楽家がソロとなり、協奏曲を奏でました。
 
まず、村上部長より、次の様なご挨拶を頂きました。
 
・第6回の仙台国際音楽コンクールが近づいてまいりました。5月21日から予選が始まります。今日はそのコンクールの機運を盛り上げるという目的で、仙台で音楽を頑張る若い3人の方に出演頂き、仙台フィルが伴奏してコンサートを作るという趣旨での開催です。
・第6回仙台国際音楽コンクールは世界中からヴァイオリン部門で100人の方、ピアノ部門では270人の方が応募して下さいました。先月(1月)の中旬、ヴァイオリン部門は堀米ゆず子審査委員長、ピアノ部門は野島稔審査委員長をはじめとした審査委員の方が予備審査を行い、ヴァイオリン部門は40名、ピアノ部門は41名の方が審査を通過しました。
・5月21日から予選が始まりますが、最初のヴァイオリン部門は今日お聴きいただきます様な、出場者が指揮者なしで室内アンサンブルと協演という形で競われます。本日はそれをイメージして楽しんで頂き、5月からのコンクール本番にもどうぞ足をお運びいただければと思います!
 
この日のプログラムの最初はモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番(K.218)から第一楽章でした。ソロは矢田部宏隆さん。矢田部さんは常盤木学園高校在学中。すでにMG-LACさなぎプロジェクト虹色のシンフォニーや若い音楽家のためのクラシックフェスティバル等で演奏活動の実績があります。背筋の伸びた、堂々とした舞台での姿にスマートな黒の衣装がとても似合っていました。演奏も自信に満ちた落ち着いた演奏で、艶やかな音色で長いカデンツァもたっぷり弾ききって、聴き応えのある出来映えでした。演奏後のインタビューでは、リハーサルで段々と音楽が仕上がり、本番はのびのびと演奏ができて、日頃の練習よりずっと上手くいったと話してくれました。矢田部さんはこの曲のアンサンブルとの協演は初めてだそうですが、その言葉が嘘のように、自然で素晴らしい演奏だったと思います。
 

2曲目はモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番(K.219)から第一楽章。ソロの日下朋美さんは常盤木学園高校卒業後、宮城学院女子大学在学中。日下さんも若い音楽家のためのクラシックフェスティバルでオーケストラと協演するなど、演奏活動を始められています。舞台での日下さんは一見落ち着いて、物静かな印象を得ましたが、演奏は生き生きとしていて、軽快なものでした。音色も溌剌としていて、モーツァルトの陰影を見事に表現していました。インタビューでは、緊張したけれど、仙台フィルの皆様に支えられ、弾ききった感がありますと語っていました。また、指揮のないアンサンブルと協演するのは初めてで、良い経験になったと、晴ればれとした表情で話してくれました。
 
 
この日の最後はショパンのピアノ協奏曲第1番から第一楽章。ソロの千葉まりんさんも常盤木学園在学中。すでに複数のコンクールで多数の受賞歴があり、ワルシャワ、パリなど海外でも演奏活動の実績をお持ちです。この日は弦楽五重奏との協演でした。千葉さんのショパンは力強く凛とした音色で、メリハリのある演奏。それでいて、ショパンの詩情ある旋律を心を込めて、切々とうたいあげていました。千葉さんは他の楽器をしっかりと聴いている感があり、アンサンブルとの呼吸も素晴らしかったです。この曲はこんなに良かったかなと思わせるほど、聴き入って感動してしまいました。楽しくてあっという間に終わってしまったとインタビューで語った千葉さん、大好きなショパンをあこがれの仙台フィルの皆様と協演できて、本当に良かったとのことでした。
 
 
この日は3人、皆さん会心の出来だったのではないでしょうか。カーテンコールでの表情がそれを語っていました。私を含め、多くの聴衆が来て良かったと話していたコンサートでした。
(このコンサートシリーズはあと1回〈3月21日、於:宮城野区文化センターパトナホール〉開催されますが、参加応募申込は終了しています。)
 
 
そして、3月13日には、いよいよコンクールプレ企画の最大イベントがひかえています。
 
第6回仙台国際音楽コンクール開催記念コンサート
コンクールへの前奏曲
~3人のソリストが誘う 協奏曲の世界~
 
 
日時:3月13日(日) 14:00開演 (13:30開場)
会場:日立システムズホール仙台 (仙台市青年文化センター)
    コンサートホール
 
出演:リチャード・リン(ヴァイオリン/第5回仙台国際音楽コンクール優勝)
    ソヌ・イェゴン(ピアノ/第5回仙台国際音楽コンクール優勝)
    有希マヌエラ・ヤンケ(ヴァイオリン/第2回仙台国際音楽コンクール入賞)
    海老原 光(指揮)
    仙台フィルハーモニー管弦楽団
 
演奏予定曲目
 プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲 第1番 (リチャード・リン)
 シューマン/ピアノ協奏曲 (ソヌ・イェゴン)
 メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 (有希 マヌエラ・ヤンケ)
 
入場料:
 S席:4,500円
 A席:4,000円
 シルバー:4,000円(65歳以上、S席)
 学生:1,000円(A席)
 
プレイガイド:
 藤崎
 仙台三越
 ヤマハミュージックリテイリング仙台店
 カワイミュージックショップ仙台
 チケットぴあ(Pコード:276-830)
 ローソンチケット(Lコード:24918)
 イープラス
 日立システムズホール仙台
 イズミティ21
 河北チケットセンター(電話予約のみTEL 022-211-1189)
 
 
仙台のコンクールで入賞され、世界で活躍される皆さんをお迎えする貴重な機会。そして演奏曲目は全て、第6回仙台国際コンクールの課題曲です。私もすでにチケットを購入済み。今から楽しみでなりません。
 

広報宣伝サポートボランティア   岡

3 件のコメント:

  1. せっかくの記事がよく見えないのは携帯の設定なんでしょうか?白字にしていただけたら見えるかも?

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    1. Anonymous様 

      コメントありがとうございます。いままで、入力操作や画面確認をパソコンでしか行わず、携帯画面から当ブログがどう見えているのか、確認していませんでした。お陰で、今回それが確認できました。現在は見やすくなっていると思われますが、いかがでしょうか?これからもどうぞご愛読いただければ幸いです。ありがとうございました。

      仙台国際音楽コンクール ブログチーム

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    2. 綺麗に見えています。
      ご対応ありがとうございます。これからも楽しみにしています。

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