2015年2月11日水曜日

2台ピアノで遊ぼう!”ブルブミュラー” 「街かどコンサート」レポート

 

「街かどコンサート」シリーズ開幕公演
〜2台ピアノで遊ぼう!“ブルグミュラー”〜
 
 
2月8日(日)、仙台中央音楽センター地下Aスタジオで開催された「街かどコンサート」 ~2台ピアノで遊ぼう!“ブルグミュラー”~ を鑑賞してきました。

「ブルグミュラーは、ピアノを習ったことのない方も、一度は耳にしたことのある練習曲。練習曲といっても、実はとても楽しい曲なのです!今回は、小さな生徒たちとその先生が、2台のピアノを豊かに響かせ、ピアノの魅力をお伝えします」とナビゲーターであり、ピアノの先生でもある庄司美知子さんの言葉から演奏会は始まりました。会場は、70人を上回る来場者の皆さんで、超満員。



今回は、アルフレッド・バトラーの解説付きの絶版のブルグミュラーの楽譜を使用したとのことで、庄司さんが時代背景などの詳しい解説をしてくださいました。


「素直な心」、「牧歌」、「バラード」、「タランテラ」、「天使の合唱」。。など私にとっても懐かしく、なじみ深い曲を、冒頭で庄司さんが1曲ごとに解説してくださり、その後、先生と生徒さんとでスタインウェイとヤマハの2台のピアノを使用して、演奏されました。


舞台横に、小さな演奏家さんたちが全員座って待機していたのですが、スケッチブックに楽譜を貼って指運びを練習している生徒さん、直前まで楽譜を眺めている生徒さんなどなど、演奏前の緊張感がこちらまで伝わってきました。

 


「ブルグミュラーの曲では、どんな曲を演奏してみたいですか?」
「“やさしい花”が弾けるようになりたいです!」

「ブルグミュラーは好き?」
「好き!」

「2台のピアノでの演奏、楽しかった?」
「楽しかった!」

 など、途中、庄司さんと生徒さんとでの質疑応答の時間もあり、はにかみながらも自分の心境を正直に語る生徒さんの言葉は、とても新鮮でこちらも笑みがこぼれました。小さなピアニストさんたちのドレスもとても可愛らしかったです。

この「街かどコンサート」。2000年のスタートとのことですが、この15年の間、デパートの一角、スーパーの一角などでも開催されていたということを今回はじめて知って驚きました。

 「ちびっ子ピアニストさんたち。この仙台に蒔かれた新しいピアニストたちの種が、10年後に大きく花開くことを楽しみにしています」という庄司さんのお言葉と、最後にちびっこピアニストさん全員が手を繋いで、カーテンコールに応えていたことが忘れられません。とても感動しました。

みなさんの今後の活躍を私もずっと応援していきたい。。。と強く思いつつ、その昔弾いた「貴婦人の乗馬」を口ずさみながら、弾むような楽しい気持ちで会場を後にしました。


広報宣伝サポートボランティア 栗林




「街かどコンサート」は仙台国際音楽コンクールの関連事業として、身近な場所で仙台にゆかりのある若い音楽家を紹介する目的で開催されているコンサートシリーズです。今回の「街かどコンサート」は2月28日(日)~3月24日(火)に開催される合計11公演。音楽スタジオ、市民センター、児童センター、寺院、旅館、飲食店、美術館等、バラエティーに富んだ場所で音楽が繰り広げられます。全て入場無料です。将来の楽都仙台を支える皆さんを応援しましょう(一部の公演では事前申し込みが必要、年齢制限なし)。

今年の街かどコンサートの詳細はこちら
仙台国際音楽コンクール公式サイト
(以上、ブログチームより)

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